ノーベル賞

今年はいまのところ2名の日本人科学者が選ばれている。嬉しいことだ。

さて、村上春樹がノーベル文学賞候補として毎年騒がれるが、私は毎年「なぜ?」という疑問符しか思い浮かばない。

候補者は各賞約300人くらいの人が選考される。4月頃には20人まで候補が絞り込まれる集められた候補者は、4月頃をめどに20人まで予備候補者として絞られる。そうして5月にはさらに5人まで絞られる。

だがここで重要なのは候補者は公表されないのである。何位とか報道されることがあるが、あれはブックメーカーが勝手に発表している賭け率であって、選考にあたっているアカデミーは何ら関与していない。

候補者は事後50年経つと公表される。おそらく当時の基準で本人が死んだであろう年数が経過してからということだろう。50年の経過を待つ前に関係者筋から本当らしい噂が漏れることもあるが真偽のほどは公開までわからない。

このように候補になっているか不明なものを毎年騒ぐのはどうなんだろうか。他には値する文学者は居ないのか。居ないのだろうな。

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