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ヒグマの移動距離

最近は日本各地でクマの出没や被害のニュースを見る。札幌市でも住宅地内で出没が確認されている。ツキノワグマのことはよくはわからないが、ヒグマについての研究結果で一日に100km近く移動したという研究結果がある。一日に100kmほど移動するというのは研究者の間ではわりあい一般的な認識のようだ。

100kmというのがどれほどの距離かというと、札幌から旭川側へ行くとすると深川を少し超えたあたりだ。私が見た報告だと発信器を着けられたクマが支笏湖から鵡川町あたりまで移動を繰り返していたということだ。

つまり、札幌のどこかに出没していたクマは条件がそろえば一日で隣の区どころではなく隣の市にも十分に動くことが可能ということだ。食べたいものがあるからその場に留まっているが、欲しい対象が無くなるとどれほど移動する可能性があるか。それを知ったうえで十分に注意しているべきだと思う。

クマについての知識と対策

各地でクマによる被害が増えているが、秋田県のホームページに分かりやすく説明しているので読んでみてほしい。

このページの担当者は北海道でヒグマについて研究した経験もある方で、とても分かりやすく参考になると思う。知っていると思う人も復習のつもりで一読してはいかがだろうか。

https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/85123

駆除するたびに寄せられる批判で業務が止まってしまう状況の中、県の専門職員が書いた内容はとても参考になる。各市町村の対応が遅れているのは明らかなので、県や道で専門職を養成して必要な市町村に派遣するような体制づくりが必要な時期に来ていると思う。

ほかにも、クマの駆除に対して無用な批判が相次いでいることが報道されているが、カスハラ対策の適用範囲を広げて対応することはできないのだろうか。「かわいそう」という一見好意を持った意見の電話が現場の時間を奪い疲弊させていることは確かだ。クマを駆除した後に寄せられる悪質な苦情電話に対して「クマを送る」と発言した秋田県知事は公的な立場の言葉として批判を浴びているが、熊に怯える地域の人々の気持ちとしては十分に理解できる。

台湾の喫煙事情

台湾に行く前に心配していたのがタバコを吸う所が無いのではないかということ。ホテルは禁煙で喫煙室も無いようだからだ。

1度目に行ったときはガイド付きのツアーだったので吸える所を聞けば何とかなると思って行った。基本的な考え方は屋根が有るところで吸ってはいけないらしい。ようするに室内はダメ。喫煙室はOKだがほぼ何処にもない。

では何処がOKなのかというと、基本的にはどこもOK。気になるなら表通りから小路に入った所がいい。よく見かける風景としては、コンビニの表ではなく横の小路で吸っているのをよく見かける。注意してほしいのは携帯灰皿を使ってほしいということ。地元の人はほぼポイ捨てしない。日本人のマナーを問われるようなことはやめましょう。堂々と吸いたいなら歩道に設置してあるゴミ箱に灰皿が有るところや小さな灰皿が有る地域もある。また、屋外も禁煙に指定されている地域や区域はあるので張り紙や看板などを注意して見ること。禁止区域は必ず表示してある。

空港などは屋外も禁煙だが出口を出て建物の端のほうに喫煙所を設置している。看板や施設マップを探すと良い。空港のゲートを過ぎると屋外に出ることは出来ないが、そういう所は少ないが喫煙室というか喫煙所がある。一応屋根はある屋外だから暑かったりするが。設置場所は海外の喫煙事情をまとめているサイトがあるので参考にするとよい。

#台湾の喫煙 #台湾のタバコ

本当におぼれている人はおぼれているようには見えない

長野県佐久市の病院の小児科医長の先生のお子さんがおぼれていることに気が付き助かったそうです。いろいろ調べているうちに、バシャバシャ水を叩いたり、大声で叫んだりするのは映画の中のことだったとわかったそうで、医師会のスマホアプリで呼びかけたことが話題になっています。

同じようなことがGigazinで2010年に紹介されていました。
もう水の季節になっていますが、今一度確認しておきましょう。
おぼれている人を助けるのにかけられる時間は短いのです。

『本当におぼれている人はおぼれているようには見えない、静かに沈んでいく人に気付くためのポイント』(Gigazin 2010年09月10日)
https://gigazine.net/news/20100910_what_drowning_looks_like/

原文
Drowning Doesn’t Look Like Drowning
http://mariovittone.com/2010/05/154/

これまでも何度かFacebookで紹介してきましたが、ここに備忘録として置いておきます。

蜂に刺されると「2度目が危ない」?

蜂に刺されると「2度目が危ない」とよく言う人が多いが、ほとんどの人はなぜ危ないか理解していない。
危ない人症状が出る人は1割程度で、その中の数%程度が死に至るほどの危険性を持つ。そして症状が出たら時間的な余裕はない。知らないから「変な症状だったら病院へ」といういいかげんなアドバイスをする。

アナフィラキシー・ショックが起こると病院へ行こうかなどという時間はない。
アナフィラキシー・ショックによる心肺停止までの平均時間は15分程度で、街中で症状に気が付き、救急車を呼んで病院へ搬送してもらったにしてもギリギリの時間なのだ。

ではなぜ蜂毒が危険な人が居るのか。
蜂に刺されることでアレルギーを持つようになり、そのアレルギーからアナフィラキシーという過剰反応を起こすことがあるためだ。
初めて刺されて心配な場合には、一度病院へ行って蜂毒アレルギーの検査を行った方が良い。
この2つのページがわかりやすいので参考にするとよい。
蜂の研究室http://t-meister.jp/hachi/lab/anaphylaxis/

ファイザー製薬http://allergy72.jp/bee-allergy/what.html

ちなみに私は生まれてから一度も刺されたことがない。かなりの頻度で野に山に足を踏み入れているにもかかわらず。

野山で蜂が近くに寄って来たら、手を振り回すことなどしないで速やかに10m程度以上を目安に蜂が居るところから離れる。家ならじっとして蜂が離れるのを待つ。たぶんそれだけ守れば刺されることは少ないと思う。

第4回・港内清掃市民大作戦

 昨日26日に小樽ベイエリアの「第4回・港内清掃市民大作戦」に参加してきました。小樽海上技術学校、海洋少年団、東海大学から総勢80名超の参加があり、大量のごみの回収ができました。

小樽ベイエリア/小樽築港ベイエリア委員会

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 驚いたのはテレビが浮いていたこと。海洋少年団の子供が一生懸命にゴムボートで牽引して回収していました。

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 スタッフの一人が前日にこんな感じのことを言ってました。「1日ぐらいやったってごみは減るものじゃないんですよね。でも自分できれいにした海を汚そうとは思わなくなるんですよ。」

 ごみを拾っていたら釣り人が「ごくろうさまです!」と声をかけてくれました。いろんな方々に活動を見ていただくということも「啓蒙」という効果があるんですよね。

 また来たいと思える風景を残せばまた来れるんです。汚してしまうと行きたくなくなってしまいます。

 「また来る時のために、来た時よりも綺麗にして帰る!」我が家の合言葉です。

強歩遠足

一昨年に参加した強歩遠足に再挑戦してきました。
昨年はスケジュールを確認するのを忘れていて、気がついたら終わっていました(笑)

今年は前回リタイアの妻のリベンジも兼ねての参加。
そしてエフエムおたるパーソナリティの大谷アナもお誘いしての参加です。(年寄りにお付き合い頂きありがとうございましたm(__)m)

余市の姉の家に車を置いて余市駅からJRで銀山駅へ。

前回同様の30キロコースで、スタートは銀山生活改善センターを9:30に出発です。一般参加の私達は生徒さん達の出発を見送ってから9:50ころにスタートしました。

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『黒いツナギは生徒会の方々』

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近況

小樽も最近は冬の気配。

庭の大方のものは物置に仕舞うなど冬支度。雪で折れそうな枝を縛ったりしました。春早くから使っていたレンガのバーベキューコンロも分解して庭の隅へ。その周囲のテーブルや椅子も屋根の下へ移動。越冬できない草花は大きな鉢に入れて部屋の中へ。

春からずーっと緑と花があった庭も茶色い風景に変わってしまいました。

今年は気候が変だったせいか、雪が降り始めても花が咲いていて、そのギャップが大きいので特にさびしい気がします。

少しだけ抵抗するために石狩の大きな花屋へ行って寄せ植えにする花を少し仕入れてきました。それがこれ。

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ミニバラとフランネルフラワーと唐辛子とビオラ。私の趣味と妻の趣味がなんともバランス悪くまとまってます(笑)

これはその鉢の上で遊んでる猫たち。

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さて長い冬の始まりです。雪が積もればもう少し明るくなるんですが、どうもこの季節は好きじゃない。茶色と黒の暗い風景は好きになれない。