Monologue」カテゴリーアーカイブ

自然って?

昔からある疑問というか、???なんだけど、街なかの緑を見て「自然っていいですねー」という人をよく見かける。街なかの公園って自然なんだろうか?

あれは人間によって管理された木や草であって自然に生えているものではない人工物と私は考える。木や草そのものは自然物だが人工的に植えたものだ。里山はその辺りがどちらか迷うが、人間が管理するなら人工的と考える。

では山にある木や草は自然?と考えたときに、その場所の歴史によって人工物か自然かは分かれると私は考える。

例えば、小樽周辺の山はニシン景気の時期にニシンを炊く燃料のために伐採され、今では昔からの森や林はほぼない。一度伐採されて再び茂った森は「二次林」と呼ばれ「原生林」とは区別される。私的には自然に茂ったのだから自然の側に分類している。半面、人が植樹した林は自然ではなく人工林だと考える。

今問題になっているクマや自然の保護について考えるときにこういった基準は大切だ。

暇を見て少しこの問題について書いていこうと思う。

クマについての知識と対策

各地でクマによる被害が増えているが、秋田県のホームページに分かりやすく説明しているので読んでみてほしい。

このページの担当者は北海道でヒグマについて研究した経験もある方で、とても分かりやすく参考になると思う。知っていると思う人も復習のつもりで一読してはいかがだろうか。

https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/85123

駆除するたびに寄せられる批判で業務が止まってしまう状況の中、県の専門職員が書いた内容はとても参考になる。各市町村の対応が遅れているのは明らかなので、県や道で専門職を養成して必要な市町村に派遣するような体制づくりが必要な時期に来ていると思う。

ほかにも、クマの駆除に対して無用な批判が相次いでいることが報道されているが、カスハラ対策の適用範囲を広げて対応することはできないのだろうか。「かわいそう」という一見好意を持った意見の電話が現場の時間を奪い疲弊させていることは確かだ。クマを駆除した後に寄せられる悪質な苦情電話に対して「クマを送る」と発言した秋田県知事は公的な立場の言葉として批判を浴びているが、熊に怯える地域の人々の気持ちとしては十分に理解できる。

「立ち止まって考える」を読んだ

表題のヤマザキマリさんの本を読んだ。旅の中に生きているような彼女がコロナ禍で家族と離れ離れで日本に居た中で書かれたものだ。

今はイタリア在住だが世界各地で暮らしたことがある彼女が書いたもので、この本の中では主にイタリア人というかイタリアと日本人や日本の社会を見比べて書かれている。特にどちらにも批判的というわけではないが、コロナ禍のなかの日本の政府や政治家についてやんわりと批判している。書かれている内容はほとんど私も同意見だ。私より9歳下。近いと言えば近い年齢だからだろうか。

コロナ禍での決定の遅さ。責任を取らないように何も決めず何もやらずの姿勢。自分の言葉ではなく紙に書かれた文章を読む政治家たち。そしてその文章の内容の無さ。

感染があるところで抑えられたことを「ジャパンマジック」などとわけのわからないカタカナ言葉を並べて自慢し、大切なことを曖昧にして隠す日本の政治家。そしてそれをそのまま流すマスコミ。それに比べ、ヨーロッパ各国の指導者の言葉や、マスコミの姿勢。

彼女が言う事とてもよく分かりウンウンと頷きながら読んでいた。

たったひとつだけ異論を唱えなたことがある。昨今の歌謡界のグループ化だ。ヤマザキマリさんは「責任の分散」を理由に挙げていたが、私は「容姿の分散」だと思う。見る側の趣味は多様だから多様な容姿を48人ほど揃えておけば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ことになる。おまけに容姿が平均以下でも「俺だけ(私だけ)の推し」という分野に引っかかるわけだ。おまけに危うい姿のグラビアを見せたら引っかかる子供が居ないわけがない。男の子のグループもあるが女の子のグループの方が圧倒的に多い。女子であるヤマザキさんはそこを見落としたのかもしれない。あるいは興味もなかったか。

久しぶりのブログの更新だが、暇な時期に少し更新を続けようと思う。

#コロナ #コロナ禍 #反省

ものすごく久しぶり

もうかなりの間ブログを更新していません。
書くことがないというよりは、わざわざここを開いてまで書くことがないというのが気持ちです。

先日町並みゼミin小樽というイベントに参加してきました。
もともと若い頃から運河保存運動には懐疑的な側でしたが、イベントで保存運動側の人々の発言などを聞いているうちに書きたい病が再発。
若い頃から土木を学んできたためか、古いものはボロボロになったままでなくてはいけない的な考え方にはどうにも賛成できない。これからも使い続けていくには真新たらしくではなくとも直して化粧してあげなくては残らないはず。

どうもそういった懐古趣味にはついていけないのです。
私自身20年以上前の古い車を好きで乗っています。別に古いものが好きなのではなく、最近の余計なもので重くなり「俺は強いんだぞ!」といった主張しているものが嫌いで、素の自動車が好きなわけで、古さにはほとんど魅力は感じていません。
新しいものでも、もう一台持っているFiat500のような他にはないデザインやテクノロジーに味わいがあるものには魅力を感じて大切に使っています。

そんなわけで、たかだか100年程度の歴史しかないモノや風景には価値は感じないんです。歴史や歴史的背景には敬意を持っていますが、ボロになったものを珍重する気持ちはありません。そのあたり、今後書いていこうと思ってます。

#全国町並みゼミ小樽大会
#町並みゼミ
#小樽
#小樽運河

スピード感という言葉

最近の政治家やマスコミがよく口にする「スピード感」にとても違和感を覚える。遅々として進まない支援策やコロナウイルス封じ込め策に対して使われるとなおのこと怒りさえ感じる。

「~感」という言葉は感覚的なものを指す言葉。国民は「至急」「早急」な動きを求めている。「やってますよー」というポーズは必要ない。

定年退職

今年3月をもって定年退職いたします。本来は来年度末なのですが、選択定年制という制度を使って1年早く退職します。

2018年7月の初めに思い立ち妻に相談したところ「いいんじゃない?」といった反応で数日後に選択定年制の申請を提出しました。

「私が嫌いで辞めるのか」と言ってきたのが居ましたが「あなたは今年定年ですよね。来年は居ませんよね」と言っておきました。どこまで馬鹿なんだか。そんなだから2年連続して骨折するわけだ。

さて、仕事がない毎日っていうのはどんなものだろうか。やりたいことはいくつもありますが、とりあえず雪が消えるまではのんびりしましょうか。

ツーリング

同じ車種が集まって走ったり、集団でドライブするのが大嫌いだ。なぜかというと乗っている連中の臭いというか雰囲気がだめ。同じように嫌いなのがオタク。アニメやゲームのオタクたち。

私から見るとこの2つの人種は似ていて同じに見えるんです。どうも同じ匂いがする。白くてデブってるアニメオタクも革ジャンで日に焼けた顔をしたバイクオタクも、本人たちは似ていることに気が付いてないだけで同じ匂いがする。

昨日見たロードスターNAが6台のツーリング。降りた姿を見たらやはりそんな臭いの若いのと年寄りの集団。前を通り過ぎて遠いところに車を停めました。仲間に見られたくなかったから。

まだ集団で走るといっても見たところマナーもよかったし変な改造車は無かったと思う。バカでかい音を轟かすバイクの集団より遥かにましなんですけどね。でも嫌い。

若いころから仲間と旅行に行くときは2台でも極力一緒には走らず、目的地を決めて集合するようにしていました。私の周りはそういうのが多かった気がする。一緒にキャンプに行くときも現地集合現地解散。

同じ日本でもこんなに違う

福岡県、長崎県、宮崎県と3県を巡った旅でしたが、とても印象に残ったことが2つありました。ひとつは自動車の運転マナー。もうひとつはおもてなしの心。

福岡空港へ下りてレンタカー屋さんへ行き車を借りました。
係の男の子はロシア人の学生さんでしょうか。とても事細かに説明してくれて、車の扱いに少しでも分らないことがあったら電話するように行ってくれました。「ガイシャなのでウインカーとワイパーが逆なんです。ここを出るときに皆さん間違えます。」とまじめな顔で教えてくれました(笑)

広い道路へ出てまず感じたのが、初めての車で慎重に走っているのにも関わらず似たようなペースなんです。飛ばしている車が居ないような感じなんです。

時間の関係ですぐに高速に乗ったのですが、ものすごく広い何車線もある道路が複雑に合流したり枝分かれしたりを繰り返します。東京の首都高よりも広い感じ?
でも、どの車線もゆったりと流れており、先を急ぐ車も割り込む車も無く、整然と流れていて、始めて走る私でもナビと標識を確認しながら走ることが出来ました。

少しすると郊外の長崎へ向かう高速に入るのですが、80km/hの制限だと70~80ほどで流れています。けっこう60km/hほどで走る車も居て、逆に怖い感じさえしました。特に軽自動車に60km/hで走る人が多いのですが、軽自動車の速度が制限されていた頃の名残か、たまに制限されている区間が残ってたりするので混乱しているのかと思って見ていました。

それが、どんどん走っていくうちに制限速度を超えて走る人の少なさが、九州なんだと確信に至ったんです。

長崎市内や熊本市内を通勤時間に走っていたときに、前を走る車が横断歩道に人が立っていると必ず停まります。また、本当に細い路地裏を走っている車もみなマナー良く路を譲りながら走っています。細い路地から人が出てきた瞬間に車は停まります。

傍若無人なのがたまに居ますが関西方面のナンバーで納得したりもしました。
そうなんです。九州は北海道のように目の色を変えて走る人が居ないんです。

実を言うと、どこへ行っても快適にのんびりと走れるんですが、のんびりしすぎていて眠くなるのが唯一苦労したところでした(笑)

次に地元の人についてですが、いろいろな土地で人と接していると、とても人当たりが良く、言葉が丁寧で、観光客をもてなすといったレベルではなく、誰にでも優しいといった印象を受けました。
何か分らないことを聞いても、丁寧に分りやすく教えてくれます。駐車場のオジサンも「ちょうど広いところが空いてよかった。ドアを開けやすいし。」と話しかけてくれます。
ホテルの立体駐車場でドアミラーの格納ボタンが分らないでいると、係の人だけでなく周囲の人まで集まって探してくれたりもしました。
大浦天主堂の案内の方は閉館まで10分を切っている私達に、資料館を見ることを勧めてくれました。「閉館時間が近いのでちょっとだけ急いで」と笑顔で。ちゃんと見る順番まで教えてくれましたよ。「見終わると出口のところに出るから」って。

小樽だったらどうなんだろう?
そんなことを行く先々で何度も考えていました。
観光都市宣言を何度やっても何も変わらない小樽。
観光客がゴミを捨てるという小樽の地元民。

観光客の数が増えているにも関わらず、まだまだですね。
そんなことを考えていた今回の旅でした。

ランプ類のLED化

最近の自動車のランプ類はLED化が進んでいる。
低電力で明るく、素子が小さいのでデザイン的な自由度も大きい。
ただ、大きな問題がある。効率がいいために発熱が少なく、ランプに着いた雪が融けないのだ。

最近になって騒いでいる人も一部には居るようだが、まだ社会的には話題になっていない。信号機は昨年あたりにメディアが取り上げていたし、それ以前に改良版も出ていた。

雪道、特に吹雪の中を走ると露骨にわかるが、ヘッドライトもテールランプも雪が融けずに真っ白になる。ハロゲンランプ等の白熱電球を使っているランプだと電球の発熱で雪が融けるのだ。雪で真っ白くなったランプは危険極まりない。

メディアが取り上げないので不思議に思ってググってみると、一部の人は問題視してはいるようだ。ただ、それがメーカーサイドに伝わっているかというと疑問だ。行政に対しても同じ。

未確認だが、海外にはLEDヘッドランプ装着車にはランプウォッシャーの取り付けを義務付けしている国もあるという。それこそ先進国だし大人の国だ。ヨーロッパではフォグランプの常時点灯やリアフォグランプの取り付けを義務付けているので、ランプウォッシャーも義務化している国があっても不思議ではない。

さてどうしようかと考えても、ランプ類を追加装備するなら自前でも出来るが、ランプウォッシャーはどうにもならない。メーカーが純正で用意しないとどうにもならない。

ただ、ウォッシャーがあっても使わなければ宝の持ち腐れ。無灯火と同じことだな。やはりユーザーが子供な国には何をやってもダメってわけだ。

先日のドライブでのお話

小樽からニセコへ向かうのに、いつものように余市から赤井川へ入り、赤井川道の駅の信号から393号線へのルートを使った。行きは吹雪の中で建設会社のパトロールカーに道を阻まれたが、途中で後に私が居ることに気がついて道を譲ってくれて順調に進むことが出来た。

しかし、峠を過ぎて下るにつれ辺りは軽くホワイトアウト状態。その白い中に黒いものが見え隠れしているのに気がついた。大きなワゴン車が真っ白くなっていて見えず、フロントにあるミラーがたまに見え隠れしていたのだ。リアウィンドウも真っ白でワイパーも熱線も使っていない。それに新しい車に多いLEDのテールランプなのだろう。ライトをつけているらしいのだがテールランプも雪で真っ白で見えない。白熱電球のランプなら熱で雪が少しは融けるのだが。

見通しが悪いため追い越せずに後を走るのだが、下手なので対向車線に入ったり、左の路側に寄ったり、ゆらゆらと蛇行していて怖かった。
幸いにも途中で右折してくれて見通しが良くなった。

そして倶知安から目的の場所へ向かう。途中は青空が広がっているが、直前まで降り積もった雪がたまの突風で飛ぶ状態。今まで見えていた目の前が一瞬でホワイトアウトする。そんな中でも無灯火の車が多い。割合多くの車がヘッドライトを点けているのだが、半数近くが無灯火のまま。「他人の振り見て我が振りなおせ」ではないが、他の車がライトを点けている理由を考えなくては。

帰りは国道経由で帰ろうか迷ったが、倶知安市内のノロノロからすると途中の国道も同様だろうと、帰りも393を選ぶことにした。

予想通り車は少なく、遅い車をテンポ良く追い越して行ったが、峠のトンネル前で小型車に追いついた。トンネルを出て少しすると直線路があるので追い越せるだろうと思っていた。

ところが峠の赤井川側は真っ白い吹雪。前に居た車は突然前を見失って蛇行を始めた。とても後ろにいられないくらいに減速したり蛇行したりを繰り返し始めた。吹雪で視界が悪いときの走り方を知らないととても危険だ。左の雪山に突っ込むだけならいいが、対向車線に入ってしまい、無灯火の車と激突することも十分に考えられる。

なんとか吹雪の間の見通しが良い瞬間に追い越してホッと一息。

そんな吹雪の中でもヘッドライトを点けていない車はけっこう居る。何を考えているんだか。

厳寒期の北海道を車で走る時の鉄則

1.雪が降って見通しが少しでも悪くなったらヘッドライトを点灯。
2.雪の中ではスモールランプ(ポジション)は意味がないので、ライトを点けるときは常にヘッドライトを使う。
3.晴れていても降った雪が舞うような風がある時はヘッドランプを点ける。
4.吹雪の中ではリアウィンドウの熱線はオンのまま。リアウィンドウのワイパーがあるなら動かして後ろが見えるようにする。ウィンドウの雪がないだけでも後ろの車から多少は認識してもらえる。
5.たまに停まったらリアの雪を落とす。
6.吹雪いて前が見えなくなったら、前を真剣に見たまま、左の路側の雪山と、路側を示す標識を視界に捕らえて車を自分の車線の中に保つ。急に停まると追突される危険があるので、先行する車に注意しながら前へ進む。
7.経験が無いなら田舎道ではなく、表通りの国道など交通量が多い道を選ぶ。そういう道はコーナーに街灯などが整備されていて多少は走りやすい。